米Target、ChatGPT内で直接購買可能な機能を開始
会話から決済まで完結
来週ベータ版アプリを提供開始
会話で商品提案からカート追加
配送や店舗受取も選択可能
1.8万人が業務で活用
本社へEnterprise版導入
予測や店舗業務を効率化
顧客・ベンダー対応を自動化
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米小売大手Targetは2025年11月19日、OpenAIとの提携拡大を発表しました。ChatGPT内で直接買い物ができる機能を来週より開始すると同時に、本社従業員1万8000人へ企業向けChatGPTを導入し、全社的なAI活用を加速させます。
利用者はChatGPTに「パーティーの計画」などを相談するだけで、商品提案からカート追加まで行えます。決済から店舗受取や配送の手配までをチャット画面内で完結でき、従来の検索型とは一線を画す、対話型の新しい購買体験が実現します。
業務面では、既に本社でChatGPT Enterpriseの展開を完了しました。独自のデータを安全に扱いながら、サプライチェーンの予測精度向上や店舗運営の効率化を推進。従業員がより創造的な業務に集中できる環境を整えています。
店舗スタッフ向けの「Store Companion」や顧客向けの「Gift Finder」など、専用ツールも稼働中です。これらは即座に正確な情報を提供し、顧客対応の迅速化やベンダー業務の自動化に大きく貢献しています。
今回の提携は、OpenAIが推進する小売分野への進出を象徴する動きです。単なる効率化を超え、AIをビジネスの基盤として組み込むことで、企業の生産性と顧客体験を同時に高める戦略的な事例となります。