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OpenAIは2026年9月1日、開発中のAIモデル「Astra」が、未知の脆弱性を人の逐次指示なしで発見し、悪用手法まで作れる同社初の「Critical」サイバー能力水準に達したと発表しました。数週間にわたり開発と公開の一部を遅らせて安全策を強化し、一般向けには高度なサイバー機能を制限したうえで近日提供する方針です。
性能面では、既知の脆弱性から攻撃コードを作るExploitBenchで100%を記録しました。社内試験では高深刻度のV8脆弱性20件を調べ、2件のゼロデイ脆弱性を発見して攻撃を連鎖させたほか、強化ブラウザーの隔離環境からホスト上の命令実行に至る手順も構築しました。
OpenAIは有害なサイバー支援を拒否する追加学習を施し、脱獄評価での拒否率はGPT-5.6 Solの59%に対し、Astraは91.5%だったとしています。高リスクと判断したアカウントには厳しい応答基準を適用し、推論と行動を監視する分類器で権限外の動作を自動停止します。
7月のHugging Face侵入事案にAstraは関与していませんが、OpenAIは教訓を反映し、訓練基盤の隔離やネットワーク制御、24時間対応を強化しました。同事案を模した安全策なしの試験ではGPT-5.6 Solが56%で周辺設備への侵入を試みた一方、Astraは一度も試みなかったと報告しています。
公開時、最先端の機能は少数の試験者に先行提供し、その後CiscoやCloudflareなどが参加するDaybreak Blueを通じて防御用途へ広げます。一方、正当な作業でも監視が誤検知して処理が遅延・停止する可能性があり、数値や安全性の主張は現時点で主にOpenAIの内部評価に基づきます。