Vercel、ログ転送のサンプリング強化でコスト管理を緻密化

Vercel

環境ごとの柔軟な制御

環境やパス単位でサンプリング設定
ログとトレースの柔軟な制御
詳細な粒度で管理可能

コスト最適化と対象

不要なデータ転送を削減
外部監視ツールのコスト最適化
ProおよびEnterpriseが対象
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Vercelは2025年11月24日、ログ転送機能「Vercel Drains」において、高度なサンプリングルールを設定可能にしたと発表しました。外部の可観測性ツールへデータをエクスポートする際、転送量をより細かく制御できるようになります。

今回の機能強化により、特定の環境やパスの接頭辞に基づいてサンプリングレートを個別に指定できます。すべてのログを一律に送るのではなく、重要度の高い箇所だけを重点的に取得するといった柔軟な運用が実現します。

これにより、サードパーティ製ツールへ送信するデータ総量を抑制し、コスト管理を徹底することが可能です。必要な情報を見逃すことなく、従量課金となる監視サービスの費用を最適化できる点が大きなメリットです。

本機能はProおよびEnterpriseチーム向けに提供されており、ログまたはトレースのエクスポート設定からすぐに利用可能です。可観測性の向上とコスト効率の両立を目指す開発チームにとって、見逃せないアップデートです。