アリババがAI眼鏡参入、電池交換式で24時間稼働

AI搭載と長時間駆動の両立

独自AIモデル「Qwen」を搭載
バッテリー交換で24時間稼働
音声やタッチでの直感的操作

2つのモデルと価格設定

旗艦機S1はマイクロOLED採用
S1は537ドル、G1は268ドル
骨伝導マイクとカメラを内蔵

自社経済圏との強力な連携

AlipayやTaobaoと統合
即時翻訳や価格認識機能を提供
@momoblog0214のXポスト: アリババがメタに対抗するAIグラスを500ドルで発売 🔸2種類のモデルで中国市場に投入 アリババ $BABA は、AI搭載スマートグラス「Quark AIグラス」の販売を開始しました。 S1モデルは3,799人民元(約536ドル)から、G1モデルは1,899人民元で購入できます…
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中国テック大手のアリババは27日、AI搭載スマートグラス「Quark」シリーズを発表し、ウェアラブル市場への参入を果たしました。最大の特徴は交換可能なバッテリーシステムを採用した点で、競合他社製品とは異なり、充電待ち時間なしで24時間の連続使用を可能にしています。

ラインナップは、マイクロOLED搭載の旗艦モデル「S1」(3,799元)と、ライフスタイル重視の「G1」(1,899元)の2種類です。いずれも同社の大規模言語モデル「Qwen」を搭載し、骨伝導マイクやカメラを通じた音声・タッチ操作に対応しています。

アリババの強みである経済圏との統合も進めており、決済アプリ「Alipay」やECサイト「Taobao」と連携します。着用者の視界にある商品の価格認識や、リアルタイム翻訳、ナビゲーション、さらには会議の自動文字起こしなど、ビジネスと日常の双方で実用的な機能を提供します。

MetaのRay-Banモデルなどが先行する市場において、アリババは「長時間稼働」と「実用機能」で差別化を図る狙いです。現在は中国国内での展開ですが、来年には海外市場向けモデルの投入も計画されており、激化するAIウェアラブル競争の一角を占めることになりそうです。