ChatGPT経由の送客28%増、Amazonなど大手へ集中

AI送客の急増と大手寡占

アプリへの流入が前年比28%増
Amazonのシェア54%に拡大
Walmartも15%へ急伸
大手2社で約7割を占有

高い購買意欲と成長余地

AI経由客の購入率は38%高い
小売サイトへのAI流入は8倍超
総利用に占める割合は1%未満
今後の成長余地は極めて大
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2025年のブラックフライデー期間中、ChatGPTから小売アプリへの流入が前年比28%増加したことがApptopiaの調査で判明しました。AIチャットボットが、Eコマースにおける新たな「送客チャネル」として急速に存在感を高めています。

特筆すべきは大手への集中です。Amazonへの送客シェアは54%に達し、Walmartも約15%へと急伸しました。AIの活用は現段階において、中小事業者よりも巨大プラットフォーマーの地位をさらに強固にしています。

Adobeのデータでもこの傾向は顕著です。AI経由の小売サイトトラフィックは前年比805%増という驚異的な伸びを記録しました。さらに、AIチャットボットを経由した訪問者は、通常よりも購入率が38%高いという結果も出ています。

ただし、ChatGPTの全セッションに占める買い物利用は0.82%と未だ僅かです。これは逆に言えば、今後の成長余地が極めて大きいことを意味しており、EC戦略におけるAI対策の重要性が増しています。