Vercel、脆弱性対応を一元化する新ダッシュボードを公開

介入が必要な問題を即座に特定

重大な脆弱性を自動検出
影響あるプロジェクトを集約
バナー通知リスクを可視化

自動・手動の両面から修正を支援

AIエージェントによる自動修正
手動対応用のコマンド提示
調査コストの大幅な削減
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Vercelは2025年12月8日、ユーザーの介入が必要なセキュリティ問題を一元管理できる「Unified security actions dashboard」を公開しました。WAF等で自動防御できない脆弱性が検出された際、影響範囲と対応策を即座に提示し、開発チームの迅速な意思決定と対処を支援します。

新機能は、未パッチの依存関係や保護されていないプレビュー環境など、アクションが必要な項目をプロジェクト単位で自動的にグループ化します。ダッシュボード上にバナーとして通知されるため、重大なリスクを見逃すことなく、優先順位をつけて対応にあたることが可能です。

具体的な修正手段もシームレスに提供されます。可能な場合はVercel Agentを通じてワンクリックでの自動修正やプルリクエスト作成が行えるほか、手動対応が必要なケースでも実行すべきコマンドが明示されるため、エンジニアの調査コストを大幅に削減できます。

このダッシュボードにより、複数のプロジェクトを抱えるチームでもセキュリティ体制を効率的に維持できます。自律的な防御システムと人間による判断が必要な領域を明確に分けることで、開発者はより本質的な開発業務に集中できるようになるでしょう。