Vercel、Rustランタイムの公式ベータ版を提供開始
導入のメリットと機能
ログや監視システムと自動統合を実現
HTTP応答のストリーミングに対応
環境変数制限を64KBへ大幅拡張
Active CPU課金でコスト最適化
出典:vercel.com
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Vercelは2025年12月8日、サーバーレス基盤「Vercel Functions」において、Rustランタイムのパブリックベータ版を提供開始しました。これまでコミュニティ主導だったサポートが公式化され、信頼性と機能性が大幅に向上しています。
このネイティブサポートへの移行により、開発者は「Fluid compute」の全機能を活用できます。具体的には、HTTPレスポンスのストリーミング送信が可能になるほか、Active CPU課金モデルによるコスト効率の改善が期待できます。
運用面の利便性も大きく向上しました。Rustでデプロイされた関数は、Vercelのログ、可観測性、監視システムと自動的に統合されます。また、環境変数の上限が6KBから64KBへと緩和され、より柔軟な構成が可能になりました。
導入もスムーズに行えるよう配慮されています。「Rust Hello World」などのスターターテンプレートが用意されており、Cargo.tomlとハンドラー関数を設定するだけで、即座に高性能なRustアプリケーションを構築できます。