イタリアがMetaのWhatsApp競合AIチャットボット締め出し方針停止を命令
出典:TechCrunch
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イタリア競争当局(AGCM)は、Metaが10月に変更したWhatsAppビジネスAPIポリシーが競合AIチャットボットを市場から締め出すと判断し、調査進行中の段階での暫定的な停止命令を発動しました。
Metaの新しいAPIポリシーは、ビジネス向けカスタマーサービスBot(例:小売店のAI対応窓口)は引き続き許可しつつ、ChatGPTやClaudeのような汎用AIチャットボットの配布をAPIから禁止するものです。
AGCMはMetaの行為が「AI Chatbotサービス市場における生産・市場参入・技術開発を制限する」可能性があり、消費者の不利益になると指摘しました。競争阻害の疑いが暫定措置の根拠となっています。
欧州委員会も12月初旬に独自の調査を開始しており、EEA全域でのAIチャットボットの第三者提供を阻む可能性があるとして懸念を示しています。EU全体での規制圧力がMetaに向けられている状況です。
MetaはAGCMの決定を「根本的に欠陥がある」と批判し、WhatsAppのビジネスAPIはAI企業の市場参入ルートとして設計されていないと主張しています。「AIチャットボットの配布ルートはApp Storeやウェブサイト」でありWhatsAppはその代替ではないという立場です。
この件はAIエコシステムにおけるプラットフォーム競争の新たな争点として注目されます。巨大プラットフォームが自社AIを優遇しながら競合の配布を制限することへの規制姿勢が、今後のデジタル競争政策の方向性を示すテストケースとなっています。