OpenAI、GPT-5.2で量子重力の新たな数学的成果を発見
出典:OpenAI公式
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OpenAIは、GPT-5.2 Proを活用して量子重力における粒子相互作用を記述する新たな数学的成果を発表しました。プリンストン高等研究所やハーバード大学など5機関の研究者が共著し、重力子の散乱振幅に関する従来の定説を覆す結果を示しています。
散乱振幅とは、粒子が特定の方法で相互作用する確率を計算するための数学的な量です。今回の研究では、1つの粒子が負のヘリシティを持つシングルマイナス振幅と呼ばれる構成を分析しました。教科書的な議論ではこの振幅はツリーレベルで消失するとされてきました。
しかし研究チームは、粒子の運動量が半共線領域と呼ばれる特殊な配置を満たす場合、従来の議論が成立しないことを証明しました。この領域では振幅は消失せず、運動量空間の制限された領域上で数学的分布として明確に存在することが示されています。
研究の核心的な手法として、先行するグルーオンの論文をGPT-5.2 Proに文脈として提供し、重力理論への拡張を依頼しました。AIモデルは有向行列木定理という独創的な手法で問題を解き、論文の初稿まで生成しました。人間の研究者が導出に要する時間を大幅に短縮しています。
この成果は、量子力学とアインシュタインの一般相対性理論を統合するという物理学の中心的課題に向けた一歩です。ロジャー・ペンローズが半世紀前に発見した無限次元w対称性が重力子にどう作用するかを最も単純な文脈で示しており、AI支援による理論研究の新たな可能性を切り開いています。