Block社ドーシーCEO、AI理由に従業員半数を解雇

大規模レイオフの背景

従業員約5000人を一斉解雇
AI進化で企業構造の抜本改革が必要と主張
12月のOpus 4.6やCodex 5.3が転機
過剰採用ではなく先手の判断と説明

AI中心の新企業像

管理階層を撤廃し知能層を構築
会社全体をミニAGI化する構想
顧客が自ら製品をバイブコーディング
1〜2年で対応しなければ存亡の危機

X・分散化・政治への見解

Xのアルゴリズム選択に改善余地
Blueskyもイデオロギー偏向と批判
政府と民間企業の分離が必要
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Block(旧Square)のジャック・ドーシーCEOは、約1万人の従業員のうちほぼ半数を解雇したことを明らかにしました。同社は直近四半期に約30億ドルの利益を計上し、時価総額390億ドルの好業績下での決断です。

ドーシー氏は解雇の理由について、2025年12月にAnthropicOpus 4.6OpenAICodex 5.3などのAIツールが大規模コードベースへの対応力を劇的に向上させたことを挙げました。これにより企業の構造そのものを根本から見直す必要が生じたと説明しています。

同氏が描く新たな企業像は、従来の管理階層を完全に撤廃し、会社全体に知能レイヤーを構築する「ミニAGI」型の組織です。全社員がこの知能層に問いかけ、意図を組み込み、顧客向けの機能を迅速にスケールできる体制を目指しています。

イーロン・マスク氏が率いるX(旧Twitter)については、私企業化とビジネスモデル変革を評価しつつも、アルゴリズムによるフィルターバブルやイデオロギー的分断を批判しました。自身が創設に関わったBlueskyについても、VC投資を受けて普通の企業化した点に失望を表明しています。

ドーシー氏は、AIに対応しない企業は1〜2年以内に存亡の危機に直面すると警告しました。政治については「超混乱している」と述べ、テクノロジー企業と政府の分離の重要性を強調。AI企業間のモデル切り替えコストがほぼゼロである点にも言及し、業界の競争構造への懸念を示しました。