Meta、ブラジルでもWhatsApp上の他社AIチャットボットを有料開放

規制当局の判断

ブラジルCADEMeta控訴を棄却
第三者AI排除は競争阻害と認定
欧州に続きブラジルでも開放義務

Metaの対応と課題

Business API経由で有料提供開始
非テンプレメッセージ1通0.0625ドル
開発者高価格に懸念表明
申立企業Zapiaは判決を歓迎

背景と今後

昨年10月の利用規約変更が発端
自社Meta AIとの公平性が争点
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Metaは2026年3月6日、ブラジルのユーザー向けに競合AI企業のチャットボットWhatsApp上で有料提供することを発表しました。欧州での同様の決定に続く対応で、ブラジルの独占禁止当局CADEの命令に従ったものです。

ブラジルの競争規制当局CADEは、Metaが第三者AIチャットボットWhatsAppから排除する方針の停止命令に対する控訴を棄却しました。CADEは、ブラジルのインスタントメッセージ市場におけるWhatsAppの支配的地位を考慮し、排除措置は「均衡を欠く」と判断しています。

Metaは法的に義務付けられる地域において、WhatsApp Business APIを通じて第三者AIチャットボットの利用を認める方針を示しました。ブラジルでは3月11日から非テンプレートメッセージ1通あたり0.0625ドルの料金を課す予定です。

一方、開発者からはMetaが設定した料金体系が高額であるとの懸念が寄せられています。サービス再開に二の足を踏む企業もあり、実質的な市場開放につながるかは不透明です。CADEへの申立企業Zapiaは判決を歓迎し、中南米全域での規制拡大を目指すと表明しました。

この問題は2025年10月にMetaWhatsApp利用規約を変更し、汎用チャットボットの排除を打ち出したことに端を発します。Meta自身がWhatsApp内でMeta AIを提供していることから、競争上の公平性が各国で問われており、今後も規制の波及が見込まれます。