a16z、AI向けネットワーク企業Nexthopに5億ドル出資

AI時代のボトルネック

GPU間通信がAI性能の制約に
スイッチが数千台規模で必要
1.6Tbps世代の開発が進行中
既存製品では帯域・遅延が不十分

Nexthopの競争優位

AIトラフィック専用設計のスイッチ
ハードとソフトの協調設計を採用
オープンソース前提の設計思想
Arista元幹部が率いる精鋭チーム
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Andreessen Horowitza16zは、AI向け高性能ネットワーク機器を開発するNexthop AIのシリーズBラウンドに主要投資家として参加し、調達額は5億ドル(約750億円)に達しました。同社はAI時代のネットワーキング企業を目指しています。

AIの訓練・推論ワークロードでは数千台のGPUが常時通信しており、勾配の交換や重みの同期に膨大なデータ転送が発生します。このすべてがスイッチを経由するため、ネットワークがGPU性能のボトルネックとなっている現状があります。

データセンター向けスイッチ市場では400G・800Gを経て1.6Tbps世代の開発が進み、空冷・液冷の両環境への対応も求められています。設計の複雑性が急速に増す一方、供給側は統合が進み、ハイパースケーラーの要求をすべて満たすベンダーが不在でした。

Nexthopはクラウド向けではなくAIトラフィックパターンに特化したイーサネットスイッチをゼロから設計しています。テレメトリや輻輳制御などの重要機能で最高水準のソフトウェアを提供しつつ、オープンソースOSを前提としたアーキテクチャを採用しています。

創業者のAnshul Sadana氏は前世代のネットワーク大手Aristaで15年以上の経験を持ち、ハイパースケーラーとの深い信頼関係を築いてきました。a16zはAIという大規模なプラットフォーム転換期に、同社が次世代ネットワーキングの覇者となると確信しています。