YouTube、政治家や記者向けにAIディープフェイク検出を拡大

検出ツールの拡大

政治家・記者へパイロット提供
AI生成のなりすまし動画を自動検出
Content IDと同様の顔検出技術
不正コンテンツ削除申請が可能に

運用と今後の展望

パロディや批評は表現の自由として保護
本人確認後にプロフィール作成
将来は音声や知的財産にも拡大予定
NO FAKES法を連邦レベルで支持
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YouTubeは2026年3月、AI生成ディープフェイクを検出する肖像検出技術の適用対象を、政府関係者・政治候補者・ジャーナリストに拡大するパイロットプログラムを発表しました。対象者は不正コンテンツの検出と削除申請が可能になります。

この技術は2025年にYouTubeパートナープログラムの約400万クリエイター向けに提供開始されたもので、既存のContent IDシステムと同様に、AI生成された模倣顔を検出する仕組みです。政治家などの著名人になりすまし偽情報を拡散する手口への対策を強化します。

YouTube政府渉外担当副社長のレスリー・ミラー氏は「公共の議論の健全性に関わる拡大だ」と述べ、市民空間におけるAIなりすましのリスクが特に高いことを強調しました。一方で表現の自由とのバランスにも慎重に配慮する方針です。

検出された動画がすべて削除されるわけではなく、パロディや政治的批評など表現の自由として保護される形態については、既存のプライバシーポリシーに基づき個別に判断されます。利用者は自撮りと身分証明書で本人確認を行い、検出結果の確認と削除申請が可能です。

今後YouTubeは、違反コンテンツアップロード前ブロックや収益化の仕組みも検討しています。さらに認識可能な音声やキャラクターなどの知的財産にも検出技術を拡大する計画で、連邦レベルではNO FAKES法の支持を通じてAI規制の枠組み整備を推進しています。