Tinder、リアルイベントとAI強化で若年層の回帰狙う

AI活用

オフライン機能の拡充

イベントタブをLA限定で試験導入
現地イベントでマッチ相手と直接交流
ビデオ速datingの3分通話を試験開始
イベント後に参加者プロフィールを閲覧可能

AI活用と安全性強化

Chemistry機能が米加で本格展開
初回から好みを学習するLearning Mode追加
LLM活用で有害メッセージを自動検出
Liquid Glass風のUIリデザインも実施
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Tinderは初の製品キーノートを開催し、リアルイベント連携やAI強化など大規模なアップデートを発表しました。親会社Match Groupが製品開発に6,000万ドルを投資した戦略の一環で、Z世代ユーザーの取り込みを目指します。

最も注目される新機能はイベントタブです。5月下旬からロサンゼルスで試験提供を開始し、スピークイージーやボウリング、陶芸教室などのイベントを通じてマッチ相手とリアルに出会える仕組みを提供します。スワイプ疲れが指摘される中、オフライン体験を求めるZ世代のニーズに応えます。

ビデオ速dating機能もLAで試験中です。3分間のビデオ通話で相手との相性を確認でき、気が合えば延長も可能です。プロフィール写真の認証が参加条件となっており、安全性にも配慮しています。コロナ禍で導入された類似機能は利用低迷で終了しており、今回の成否が注目されます。

AI面では、カメラロールや質問回答からユーザーの好みを学習するChemistry機能が米国・カナダで本格展開されます。新たなLearning Modeは初回セッションから好みを把握し、パーソナライズされたマッチングを即座に提供します。安全機能では大規模言語モデルを活用し、不適切なメッセージの検出精度を向上させました。

Match Groupは2025年第4四半期に8億7,800万ドルの売上を計上しましたが、有料会員数の連続減少に直面しています。音楽モードや星座モードなどの新機能も投入し、スワイプ依存からの脱却を図りますが、競合激化の中でユーザーの関心を維持できるかが今後の課題です。