NVIDIA、AI検索と表データ分析で世界首位を獲得

エージェント検索

NeMo RetrieverがViDoRe v3で1位
BRIGHTベンチマークでも2位獲得
ReACTアーキテクチャで反復検索
MCPサーバーからシングルトン方式へ移行

データ分析エージェント

DABStepベンチマークで1位
3フェーズ構成で30倍高速化
学習・推論・振り返りの分離設計
小型モデルが大型モデルを上回る精度
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NVIDIAは2026年3月13日、エージェント型AI検索パイプライン「NeMo Retriever」と自律データ分析エージェント「KGMON Data Explorer」の2つの成果を発表しました。いずれも主要ベンチマークで世界トップの性能を達成しています。

NeMo Retrieverは、従来の意味的類似度検索の限界を超えるため、ReACTアーキテクチャに基づくエージェントループを採用しました。LLMが検索クエリを動的に生成・修正し、複雑な質問を分解して反復的に情報を探索します。この設計により、視覚的に複雑な文書検索ViDoRe v3で1位推論重視のBRIGHTで2位を達成しました。

技術面では、当初採用したMCPサーバー方式をスレッドセーフなシングルトン方式に置き換えることで、ネットワーク遅延やデプロイエラーを排除しました。GPU利用効率と実験スループットが大幅に改善され、同一パイプラインが異なるベンチマークに無変更で適用できる汎用性が最大の強みです。

一方、KGMON Data Explorerは表形式データの多段推論に特化したエージェントです。学習フェーズでOpus 4.5が再利用可能な関数ライブラリを構築し、推論フェーズでは軽量なHaiku 4.5がそのライブラリを活用して高速に回答します。DABStepベンチマークの難問で89.95点を記録し、Google AIやAntGroupを上回り1位となりました。

エージェント検索は1クエリあたり約136秒と従来の密ベクトル検索より大幅に遅い課題があります。NVIDIA蒸留技術による小型化で高速・低コスト化を目指す方針です。Data Explorerも20秒でタスクを完了し、従来の10分から30倍の高速化を実証しており、両プロジェクトとも実用化に向けた効率改善が進んでいます。