NVIDIA、AIファクトリー仮想検証基盤DSX Airを発表
出典:NVIDIA公式
詳細を読む
NVIDIAは2026年3月のGTC 2026において、AIファクトリーを論理的にシミュレーションするSaaS型プラットフォーム「DSX Air」を発表しました。CEOジェンスン・ファン氏が紹介したこの製品は、DSXプラットフォームの一部として提供されます。
DSX Airは、GPU、SuperNIC、DPU、スイッチなどのNVIDIAハードウェアインフラを高精度にデジタルシミュレーションします。ストレージやルーティング、セキュリティ、オーケストレーションなどのパートナーソリューションともAPIベースで連携できます。
大規模AIインフラを構築するCoreWeaveをはじめとする企業がすでにDSX Airを活用しており、ハードウェア到着前に環境のシミュレーションと検証を完了させています。導入までの時間を数週間〜数カ月から数日〜数時間へと大幅に短縮できます。
GTC会場のデモでは、Check Pointの分散ファイアウォールやTrendAI Vision Oneによる脅威検知、Keysight AI Inference Builderなど、セキュリティ分野の検証事例も披露されました。マルチテナントポリシーやDPUベースの分離機能もシミュレーション環境で検証可能です。
タイ最大のAIクラウド事業者Siam.AIやベアメタルGPUプロビジョニングを手がけるHydra Hostも導入を開始しています。AIファクトリーの大規模化・複雑化が進む中、ハードウェア到着前にフルスタック環境を検証できる能力がイノベーションの速度を左右すると同社は強調しています。