DoorDash、配達員にAI訓練データ収集を委託する新アプリ公開

Tasksアプリの概要

日常動作の動画撮影で報酬
多言語の音声録音も対象
報酬額は作業前に事前提示
難易度と労力で報酬額決定

活用範囲と展開

自社・提携先のAIモデル訓練に活用
飲食店メニューや施設の写真撮影
Waymo自動運転車のドア閉め業務
CA・NYC等を除く米国内で提供開始
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DoorDashは2026年3月19日、配達員がAI・ロボットシステムの訓練用データを収集して報酬を得られる新しいスタンドアロンアプリ「Tasks」を発表しました。日常的な作業の動画撮影や多言語での音声録音などが対象となります。

収集されたデータは、DoorDash社内のAIモデルだけでなく、小売・保険・ホスピタリティ・テクノロジー分野のパートナー企業が開発するモデルの評価にも活用されます。報酬は作業の難易度と労力に基づいて事前に提示される仕組みです。

具体的なタスクの一例として、ボディカメラを装着して少なくとも5枚の皿を洗う様子を撮影し、洗い終わった皿をカメラに数秒間映すという作業が報告されています。物理世界をAIに理解させるための教師データとして活用されます。

スタンドアロンアプリに加え、既存の配達員向けアプリ「Dasher」内にもタスク機能が追加されます。レストランのメニュー写真撮影やホテル入口の撮影、さらにWaymoの自動運転車のドアを閉める業務なども含まれています。

同様の取り組みはUberも2025年末に発表しており、ドライバーがAI訓練用の写真アップロードなどで追加収入を得られる仕組みを計画しています。DoorDashは今後、タスクの種類と対象国を拡大する方針で、現在はカリフォルニア州・ニューヨーク市・シアトル・コロラド州を除く米国内で利用可能です。