NvidiaファンCEO、AIトークンを報酬の柱に提唱
出典:TechCrunch
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Nvidiaのジェンスン・ファンCEOは2026年3月のGTCイベントで、エンジニアの報酬にAIトークンを加えるべきだと提唱しました。基本給の約半額に相当する年間25万ドル規模の計算資源を支給し、採用競争力を高める狙いがあります。
この構想の背景には、エージェント型AIの急速な普及があります。1月にリリースされたオープンソースのOpenClawは、自律的にタスクを処理し続けるAIアシスタントで、トークン消費量の爆発的増加を象徴する存在です。
VCのトマシュ・タンガズ氏は2月時点で、スタートアップが推論コストを給与・株式・ボーナスに次ぐ「第4の報酬要素」として組み込み始めていると指摘していました。上位エンジニアの総報酬は47万5千ドルに達し、約5分の1が計算資源です。
一方で、スタンフォードMBA出身のジャマール・グレン氏は、トークン予算は権利確定せず資産価値も増えないため、企業が報酬パッケージの見かけ上の価値を膨らませる手段になりかねないと警告しています。現金や株式と異なり、転職時の交渉材料にもなりません。
さらに深刻な問題として、従業員1人あたりのトークン支出が給与を超える水準に達した場合、企業の財務部門は人員数そのものの妥当性を問い直すことになります。AIトークンが「報酬の第4の柱」となるか、それとも人件費削減の布石となるか、エンジニアは慎重な見極めが求められます。