サンダース議員らがAIデータセンター建設禁止法案を提出
法案の骨子
20MW超のDC新設を凍結
包括的AI規制成立まで無期限
AIモデルの事前審査・認証を要求
先端チップの輸出規制も盛り込む
社会的背景
米国民の過半数がAIに懸念
全米数十都市で地方モラトリアム
2025年Q2に980億ドル分が凍結・中止
共和党からも超党派で反対の声
詳細を読む
バーニー・サンダース上院議員とアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は2026年3月、ピーク電力負荷20メガワット超のAI用データセンターの新規建設を禁止する法案を上下両院にそれぞれ提出しました。包括的なAI規制が議会で成立するまで凍結は無期限で継続されます。
法案は環境負荷の抑制にとどまらず、AIの安全性全般に踏み込んでいます。AIモデルのリリース前審査・認証制度の導入、AI起因の雇用喪失への保護措置、データセンター建設における組合労働の義務化などを求めています。さらにAIで生まれた富を国民と共有する仕組みの整備も盛り込まれています。
法案には類似規制のない国への先端半導体チップの輸出禁止も含まれています。サンダース議員はイーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏、ダリオ・アモデイ氏らテック業界の著名人がAIの危険性を自ら警告している点を根拠に挙げ、規制の必要性を訴えています。
Pew Researchの2026年3月の調査では、米国人の過半数がAIに対して期待より懸念を感じており、約4割がデータセンターは環境や電気料金に悪影響と回答しました。2025年第2四半期だけで980億ドル相当のデータセンター計画が住民の反対により凍結または中止されています。
データセンターへの反発は超党派に広がっています。共和党のジョシュ・ホーリー上院議員は電気料金高騰を抑える法案を提出し、フロリダ州のデサンティス知事はAI権利章典の制定を推進しました。一方、業界団体は建設凍結がインターネット容量や雇用に深刻な影響を与えると反論しており、法案成立の見通しはトランプ政権のAI推進姿勢もあり不透明です。