OpenAI幹部が大幅異動、AGI責任者Simoは病気療養へ

主要3幹部の異動

AGI責任者Fidji Simoが数週間の病気休職
COO Brad Lightcapが特別プロジェクト担当へ
CMO Kate Rouchがん治療のため退任
不在中はGreg Brockmanがプロダクト統括

後任体制と背景

Slack CEO Denise DresserがCOO業務を代行
広報責任者も1月に退任済み、後任未定
IPOを視野に入れる中での組織再編
Sora終了など事業整理の最中での人事刷新
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OpenAIは2026年4月3日、AGI展開部門のCEOであるFidji Simo氏が神経免疫疾患の治療のため数週間の病気休職に入ると発表しました。同時にCOOのBrad Lightcap氏とCMOのKate Rouch氏の異動も明らかになりました。

Simo氏は2025年8月にOpenAIに入社して以来、ChatGPTCodexなど主要プロダクトを統括してきました。入社前から神経免疫疾患の再発があったものの、業務を優先して治療を先送りしていたと社内メモで説明しています。

休職中のプロダクト統括は共同創業者で社長のGreg Brockman氏が担当します。ビジネス面はCSO Jason Kwon氏、CFO Sarah Friar氏、CRO Denise Dresser氏が分担して対応します。

COOだったBrad Lightcap氏はCEO Sam Altman氏直属の「特別プロジェクト」担当に異動します。複雑な取引や投資案件、企業向けエンジニア派遣などを統括する役割です。元Slack CEOのDresser氏がCOO業務の大半を引き継ぎます。

CMOのKate Rouch氏は乳がん治療に専念するため退任し、回復後はより限定的な役職で復帰する予定です。新CMOの採用活動が開始されます。広報責任者Hannah Wong氏も1月に退任しており、幹部の空席が目立つ状況です。

今回の人事刷新は、Pentagon契約への批判やSoraアプリの終了など広報上の逆風が続く中で行われました。OpenAIは約10億人のユーザー基盤を持ち、今年中のIPOも視野に入れる中、企業価値8520億ドルの評価を受けています。