Vercel Workflowsが正式版に、耐久実行の新モデル提供

製品概要と実績

ベータで1億回超の実行処理
1500社以上が採用済み
TypeScriptとPython両対応
オープンソースSDKとして公開

エージェント時代への対応

永続ストリームで切断復帰可能
ステップ単位の自動リトライ
暗号化がデフォルトで組込み
セルフホスト環境にも対応
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Vercelは2026年4月16日、長時間実行ワークロード向けのプログラミングモデル「Vercel Workflows」の一般提供を開始しました。Workflowsは、AIエージェントやバックエンド処理など、単一リクエストに収まらないワークロードを耐久的かつ信頼性高く実行するための仕組みです。2025年10月のベータ開始以来、1500社以上の顧客が利用し、1億回以上の実行と5億以上のステップを処理してきました。

Workflowsの特徴は、オーケストレーションをアプリケーションコード内に統合する点にあります。TypeScriptでは「use workflow」「use step」のディレクティブを使い、通常の関数呼び出しのように記述するだけで、キュー管理やリトライ、永続化、可観測性が自動的に提供されます。別途オーケストレーションサービスを運用する必要がなく、実際に使用したコンピュートのみに課金されます。

AIエージェント向けには、永続ストリームや人間承認フロー用のフック、スリープによる待機など、本番運用に必要な機能が揃っています。AI SDKとの深い統合により、ツール呼び出しや状態管理を備えた永続エージェントの構築が可能です。ステップごとのペイロードは最大50MB、実行全体で2GBまで対応し、マルチモーダルな処理にも十分な余裕があります。

セキュリティ面では、すべてのデータがデフォルトで暗号化され、デプロイ環境の外部では復号されません。Workflow SDKはオープンソースで、Vercelのマネージド環境だけでなく、PostgresやCloudflareなどのセルフホスト環境でも動作します。次期バージョンのWorkflows 5では、ネイティブな並行制御やグローバルデプロイ、スナップショットベースのランタイムが予定されています。