OpenAI幹部3人が同日退社、事業集約で科学・動画部門を整理
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OpenAIで4月17日、Kevin Weil(科学部門VP・元CPO)、Sora責任者のBill Peebles、エンタープライズ担当CTOのSrinivas Narayananの3人が同日に退社を発表しました。OpenAIが「サイドクエスト」と呼ぶ周辺事業の整理を進める中での離脱で、同社の戦略転換を象徴する動きです。
Weilが率いたOpenAI for Scienceは他の研究チームに分散され、科学者向けAIワークスペースPrismは廃止されます。Prismの機能はCodexデスクトップアプリに統合される計画です。Weilの退社は、彼のチームが生命科学向けモデルGPT-Rosalindを発表したわずか翌日のことでした。
AI動画ツールSoraは1日あたり推定100万ドルの計算コストが発生しており、先月サービスを終了しています。責任者だったPeeblesは退社に際し、Soraが業界全体のAI動画投資を加速させた意義を強調しつつ、「エントロピーを育むことが研究機関の長期的成長に不可欠だ」と述べました。
OpenAIはエンタープライズ向けサービスとコーディングツールに経営資源を集中し、ChatGPTを「スーパーアプリ」化する構想を推進しています。年内のIPO申請も視野に入れており、Anthropicなど競合との激化する競争に対応する狙いがあります。
こうした動きは、Fidji Simoの医療休暇、Brad Lightcapの特別プロジェクト異動、Kate Rouchの休職など、一連の経営陣再編の延長線上にあります。Sam Altman CEOは自身のブログで「極度に激しく混沌とした数年間だった」と認め、より予測可能な運営体制への移行を示唆しています。