NVIDIA AIで地球を守る5つの取り組み

気候・防災への応用

Earth-2で高精度気象予測
津波警報を従来比100億倍高速化
衛星画像処理を秒単位に短縮

環境保全と資源循環

オランウータン巣の自動検出
AI選別で廃棄物回収率90%達成
リサイクル施設のCO2排出大幅削減
Planet社の地球観測データ即時分析
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NVIDIAはアースデーに合わせ、AI技術で地球環境を保護する5つのプロジェクトを紹介しました。気候シミュレーション基盤「Earth-2」による高精度気象予測、絶滅危惧種オランウータンの保全、AIロボティクスによるリサイクル、津波早期警報、衛星画像のリアルタイム解析という5分野で、加速コンピューティングが環境課題の解決を後押ししています。

気象分野では、Earth-2がオープンなAI気象ソフトウェアスタックとして観測データの前処理から15日間の予測まで全工程を高速化します。Earth-2 Nowcastingは生成AIを活用し、国規模の予測をキロメートル解像度・6時間先までの局地予報に数分で変換します。データ同化モデル「HealDA」はNOAAやMITREと共同開発され、単一GPUで大気の全球スナップショットを数分で生成できます。

野生動物保全では、ボルネオとスマトラの熱帯雨林でGPU加速AIがオランウータンの巣をドローン画像から自動検出する研究が成果を上げています。従来は1時間のドローン飛行で30時間の画像分析が必要でしたが、AIモデルは1,800枚の画像を5分以内に処理します。InceptionV3ベースのモデルは99%超の精度を達成し、3種すべてが絶滅危惧種であるオランウータンの迅速な個体数モニタリングを可能にしています。

リサイクル分野では、NVIDIA InceptionメンバーのAMP社がAIロボティクスで廃棄物回収率90%を実現し、従来施設の約75%を大きく上回っています。これまでに20億ポンド以上の素材を埋立処分から転換し、推定73万9千トンのCO2排出を削減しました。NVIDIA Hopper GPUの採用でAI推論の消費電力も半減しています。

防災では、テキサス大学オースティン校のチームがカスカディア断層の津波予測でACMゴードンベル賞を受賞しました。物理モデルの事前計算とGPU処理により、従来手法の100億倍の速度で津波予測を完了し、沿岸住民の避難時間を確保します。また、Planet社はNVIDIAとの協業で衛星の生データからの画像処理パイプラインをGPUネイティブで構築し、山火事などの災害情報を従来の数時間から秒単位で提供する基盤を整えています。