NVIDIA、常駐型AIエージェント基盤NemoClawを公開

OpenClawの急成長

GitHub星数25万超で最多星プロジェクト
ローカル動作の常駐型AIエージェント
クラウド不要で自律的にタスク実行

NemoClawの企業展開

1コマンドで安全な導入を実現
OpenShellでサンドボックス実行
DGX Sparkでローカル推論対応
金融・創薬・IT運用に活用拡大
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2026年4月30日、NVIDIAはオープンソースの常駐型AIエージェント基盤「NemoClaw」を発表しました。これはPeter Steinberger氏が開発した自律型AIアシスタントOpenClaw」をベースに、NVIDIAのセキュアランタイム「OpenShell」と大規模言語モデル「Nemotron」を統合した企業向けリファレンス実装です。1コマンドでセキュアな導入が可能になります。

OpenClawは2026年初頭に急速に普及し、3月にはGitHub星数が25万を突破してReactを抜き、最も多くの星を獲得したソフトウェアプロジェクトとなりました。従来のAIエージェントプロンプトに応答して終了するのに対し、OpenClawの「クロー」はバックグラウンドで常駐し、定期的にタスクリストを確認して自律的に行動します。人間の判断が必要な場面だけを通知する設計です。

NVIDIAOpenClawコミュニティと協力し、モデルの分離強化やローカルデータアクセス管理、コミュニティ貢献コードの検証プロセス改善に取り組んでいます。NemoClawではOpenShellによるサンドボックス環境でエージェントの権限を明確に制御し、DGX SparkDGX Stationによるローカル推論で機密データを組織内に留める構成を提供します。

NVIDIAは、予測AI、生成AI、推論AI、自律AIと4つの段階を経るなかで、自律エージェント推論需要は推論AIの1000倍に達すると指摘しています。実用面では、金融機関での規制監視、創薬での論文自動収集、IT運用での障害自動診断など幅広い業種で導入が進んでおり、ServiceNowではチケットの90%を自律的に解決する成果が報告されています。