DeepSeek初の資金調達、評価額450億ドルに急騰

資金調達の背景

初のVC調達を交渉中
評価額200億ドルから450億ドルへ急騰
人材流出対策で従業員に株式付与へ
創業者の梁文鋒が約90%を保有

中国の国家戦略

国家半導体ファンドがリード投資家
TencentとAlibabaも参加協議中
Huawei製チップに最適化済み
米国技術への依存回避が狙い
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中国のAIラボDeepSeekが、設立以来初となるベンチャーキャピタルからの資金調達に向けて交渉を進めています。Financial TimesとBloombergの報道によると、評価額はわずか数週間で200億ドルから450億ドル(約6兆8000億円)へと急騰しました。

DeepSeekは2025年初頭、米国の大手AIモデルと比較してごくわずかな計算資源とコストで大規模言語モデルを構築したことで注目を集めました。その後も推論コーディングの分野でトップモデルに匹敵する性能を維持しつつ、オープンウェイトモデルとしてHugging Faceで公開を続けています。

創業者でヘッジファンド経営者梁文鋒氏は同社の約90%を保有しており、これまで外部投資を求めていませんでした。しかし競合他社による研究者の引き抜きが相次ぎ、従業員に株式を付与するため資金調達に踏み切ったとFTは伝えています。

本ラウンドは中国の国家半導体投資ファンド「国家集成電路産業投資基金」が主導する見通しです。さらにTencentやAlibabaも参加を協議中とBloombergは報じています。DeepSeekがHuawei製チップに最適化されている点は、米国技術への依存を回避したい中国にとって戦略的に重要な組み合わせとなっています。