FerrariがIBMのAIでF1ファンアプリを刷新

アプリ刷新の全体像

IBMとの提携でアプリ全面改修
AI生成レース要約や予測機能を追加
レース週末のエンゲージメント62%増

AIによるパーソナライズ

ファンの閲読傾向やメッセージ感情をAI分析
コンテンツ配信を個人最適化
イタリア語対応など基本的な改善も実施

多様化するファン層への対応

新規ファンの75%が女性・Z世代中心
5年計画で全ファンに専用体験を提供
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Scuderia FerrariIBM提携し、AI技術を活用してF1公式ファンアプリを全面刷新しました。IBMのスポーツ・エンターテインメント部門VP、カメリン・スタンハウス氏によると、F1の持つ膨大なレースデータをAIで処理し、ファンが楽しめるコンテンツに変換することが提携の核です。Ferrariは「ファン開発責任者」という新ポストも設置し、パーソナライズされた体験の構築に本格的に取り組んでいます。

刷新されたアプリには、AIが生成するレース要約、ファン同士が対戦できるゲーム、チームやドライバーの舞台裏ストーリー、予測機能、質問に答えるAIコンパニオンなどが搭載されました。イタリア企業であるにもかかわらずイタリア語に未対応だったアプリの多言語化も実現しています。

IBM参画後、レース週末のアプリエンゲージメントは62%増加しました。Ferrariファン開発責任者のステファノ・パラード氏は、AIでファンの閲読傾向やメッセージの感情を分析し、コンテンツ戦略に反映していると説明しています。単なるレース情報アプリから、年間を通じてファンが滞在するプラットフォームへの転換を目指しています。

F1のファン層は急速に多様化しており、2025年の調査では新規ファンの75%が女性で、その多くがZ世代です。パラード氏は「30年来のファンでも30日目のファンでも、自分のために作られたと感じる体験を届けたい」と語り、今後5年間でさらなるパーソナライズと没入型体験の強化を進める方針を示しました。