Waymo、中国製の新型ロボタクシー「Ojai」を投入

米国中国提携

新型車両Ojaiの特徴

自律走行専用設計の初の車両
中国Geely傘下Zeekrが車体を製造
カメラ13台・レーダー6基・LiDAR4基搭載
バリアフリー設計で乗降しやすい構造

規制と事業展開の課題

中国製車両規制の適用外と主張
カリフォルニア州の有料運行許可は審査中
洪水対応問題で6都市でサービス停止中
20以上の新地域への展開を計画
詳細を読む

Alphabet傘下の自動運転企業Waymoは、数週間以内にロサンゼルス、サンフランシスコ、フェニックスで新型ロボタクシー「Ojai」の一般向け配車を開始すると発表しました。Ojaiは同社初の自律走行専用設計車両で、当面は無料で乗車できます。第6世代の自動運転システムを搭載し、カメラ13台、レーダー6基、LiDAR4基という豊富なセンサー群で周囲を認識します。

Ojaiの車体は、中国の大手自動車メーカーGeely傘下のZeekrが製造しています。中国で製造された車体はアリゾナ州のWaymo施設に輸送され、米国製の自動運転システムが組み込まれます。バイデン政権が最終決定した中国製車両の規制について、Waymoは「Zeekrはテレマティクスや接続ソフトウェアを含まない基本車両のみを製造している」として適用外だと主張しています。ただし、米国議員からは中国企業との提携に対する批判の声も上がっています。

車内はこれまでのJaguar I-Paceより広く、フラットな床面、低い乗り込み高さ、手すりの設置などアクセシビリティを重視した設計です。充電ポートやカップホルダーも備え、モジュラー設計により修理も容易になりました。Waymoは年間数万台規模の生産体制構築を目指しています。

一方で、Waymoは現在いくつかの課題に直面しています。洪水時の車両対応に問題があり、先週6都市でサービスを停止しました。高速道路での走行プログラムも建設工事ゾーンへの対応懸念から中断しています。カリフォルニア州では有料運行の許可がまだ下りておらず、州の規制当局が6月27日までに判断を下す予定です。

Waymoは今後、Hyundai Ioniq 5もロボタクシー車両に加える計画で、ロンドンや東京を含む20以上の新地域への展開を目指しています。新しい自動運転システムは厳しい冬の環境にも対応できるよう設計されており、グローバル展開の基盤となる見通しです。