Coralogix、AIエージェント監視基盤に2億ドル調達

資金調達と企業評価

シリーズFで2億ドル調達
ポストマネー評価額16億ドル
Advent・CPPIBが主導
累計調達額5億5000万ドル到達

AIエージェント時代の監視需要

顧客企業5000社超が利用
過半数がAIエージェント経由で操作
年間売上60%超の成長
年間100万ドル超の大口顧客約30社
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イスラエル発・ボストン拠点のソフトウェア監視スタートアップCoralogixが、シリーズFで2億ドル(約300億円)を調達しました。2025年6月のシリーズEからわずか11カ月での大型調達となり、AIインフラ企業への投資家の関心が急速に高まっていることを示しています。ポストマネー評価額16億ドルで、リード投資家はAdventとカナダ年金基金投資委員会(CPPIB)です。

Coralogixは2014年設立で、ログ・メトリクス・トレースなどの運用データを収集・分析し、ソフトウェアの健全性やパフォーマンスを監視するプラットフォームを提供しています。IBM、Tradeweb、JFrogなど5000社以上が顧客です。同社が競合する可観測性市場にはDatadog、New Relic、Splunkなどの大手がひしめいていますが、AIエージェントの台頭が業界全体を変えつつあります。

共同創業者兼CEOのAriel Assaraf氏によれば、エンタープライズ顧客の過半数がAIエージェントやCLIを通じてインシデント調査やデータクエリを行うようになっています。従来型のダッシュボードではなく、AIアシスタントに「何が問題か」と尋ねる使い方が主流になりつつあるのです。この変化は「インターフェース層が徐々に侵食されている」とAssaraf氏は表現しています。

事業成長も堅調で、過去1年間の売上成長率は60%超。年間100万ドル以上を支出する大口顧客は約30社に達し、1年以上前に年間売上1億ドルを突破しています。従業員はグローバルで600人超、うちインドに約100人を配置し、アジア全域の顧客サポート拠点としても機能させています。

今回の調達資金はAI関連プロダクトの強化、セキュリティ機能の拡充、グローバル展開の加速に投じる方針です。Assaraf氏は追加調達の予定はなく、今後数年で黒字化を目指すと述べています。IPOについても公開企業としての財務規律を整備中としつつ、具体的な時期への言及は避けました。自律的に動くAIエージェントが増えるほど、その挙動を監視・検証する需要が高まるという同社の見立てが、投資家の支持を集めた格好です。