AI先進企業は従業員1人に月7500ドル支出、中央値との格差680倍
出典:TechCrunch
詳細を読む
Ramp AI Indexの最新調査によると、米国企業のうちAI導入に最も積極的な上位1%の企業は、従業員1人あたり月額7,500ドルをAIに支出していることが明らかになりました。一方、中央値の企業はわずか11.38ドルと、エンタープライズプランの1席分に相当する水準にとどまっており、企業間のAI投資格差が鮮明になっています。
注目すべきは、最も積極的な企業でもAI支出が人件費を上回っていない点です。ソフトウェアエンジニアの平均月収は約16,000ドルであり、上位1%のAI支出7,500ドルはその半分以下にとどまります。「AIコストが従業員コストを超えた」という一部の発言が話題を呼んでいますが、データ上はまだその段階には達していません。
ただし、AI支出の増加ペースは依然として速く、上位1%の企業では前月比14.1%の伸びを記録しています。この成長率が継続すれば、人件費との逆転は現実味を帯びてきます。NVIDIAの幹部が「計算コストが従業員の給与を超えた」と発言し、AI人材マッチングのMercorもトークン費用が人件費を上回ったと公表するなど、先端領域では既にコスト構造の転換が始まっています。
上位1%の企業は特定のモデルやプラットフォームに依存せず、複数のフロンティアモデルやオープンソースモデルを組み合わせて利用する傾向があります。コスト効率を追求しながらも支出総額が増え続ける構図は、AIが企業にとって不可欠なインフラへと変わりつつあることを示しています。