AI評価のArena、年換算売上1億ドル到達

急成長の実績

商用開始8カ月で1億ドル到達
1月時点は年換算3000万ドル
累計調達額2.5億ドル
評価額17億ドル

収益モデルと競合

有料のAI評価分析で収益化
売上は消費課金で非継続型
Mercorらと同じ予算を争奪
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AIモデルのランキングを提供するArenaが2026年6月29日、商用サービス開始からわずか8カ月で年換算売上1億ドルに到達したと明らかにしました。同社はUC Berkeleyの研究プロジェクトとして2023年に発足し、クラウドソーシング型のモデル性能リーダーボードで広く知られています。

Arenaの看板であるリーダーボードは、利用者が1つのプロンプトを2つのモデルに送り、優れた回答を選ぶ仕組みで、累計1000万件超の評価から生成されます。公開利用は無料ですが、2025年9月に有料サービス「AI Evaluations」を導入し、モデル開発企業や法人向けに詳細な性能分析を提供して収益化を始めました。

売上の伸びは急で、2026年1月に1億5000万ドルのシリーズAを評価額17億ドルで調達した時点では年換算3000万ドルでした。共同創業者でCEOのAnastasios Angelopoulos氏は、多くの人がまだ同社をオープンソースの取り組みと見ており、収益を上げている事実が理解されていないと語っています。

ただしArenaが掲げる「ARR」は伝統的な継続収益とは異なり、同氏は顧客に消費量に応じて課金しているため売上は継続型ではないと説明しました。直接の競合はいないものの、ポストトレーニング支援を手掛けるMercorやSurge、Scale AIといった人手ラベリング企業と「同じ予算」を奪い合っているといいます。

この分野の需要は旺盛で、MercorやHandshakeの年換算売上はそれぞれ10億ドル規模に達しています。ArenaはテキストやコーディングのほかAgent Modeで長時間の複雑なワークフローも評価対象とし、累計2億5000万ドルをFelicisやAndreessen Horowitzなどから調達しています。