Hugging Face CEO、企業のAI内製化加速を指摘

オープンソースの普及

Fortune 500の約半数が採用
コスト増でAPIから移行
自社保有への転換

市場集中への懸念

少数の巨大企業が支配の恐れ
中国勢がオープンモデル主導
問題視も活用は推奨

独自の経営戦略

Nvidiaの大型出資を辞退
ロボット透明性を重視
詳細を読む

AI開発の共有基盤を運営するHugging Faceのクレム・デラングCEOは2026年7月10日、TechCrunchのポッドキャスト「Equity」で、オープンソースAIが急拡大していると語りました。同社はモデルやデータセットを共有できる「AI版GitHub」として成長し、いまやFortune 500企業の約半数が利用しています。企業はまず最先端のAPIから始めるものの、規模を広げるにつれてコストがかさみ、オープンソースモデルへと移行していくとデラング氏は指摘します。

デラング氏が繰り返し目にしてきたのは、AIを「借りる」段階から自社で持つ段階への転換です。最先端モデルをAPI経由で使うほどコストが膨らむため、拡大する企業ほどオープンソースへ向かうという構図があります。

一方で同氏は、少数の巨大企業がすべてを支配しかねない状況を懸念しています。この危機感は、Anthropicが公開を中止したFableをめぐり、オープンとクローズドの対立が改めて注目されるなかで語られました。

米国でダウンロードされるオープンモデルの多くは、中国の研究機関が生み出しているといいます。デラング氏はこれを、オープンソース自体を疑う理由ではなく、解決すべき課題だと捉えています。

経営面では、シリコンバレー流の大型資金調達に頼らず資本効率を優先し、昨年はNvidiaからの大型出資を断ったと明かしました。さらに同氏は、家庭や家族の生活を深く見ることになるロボットこそ、チャットボットコーディング以上に開かれた透明なAIが急務だと訴えています。