Meta幹部、AIトークン予算の社員別上限が必要と予測

発言の要点

1〜2年後に上限設定が必要
技術者の消費額が給与並みとの試算
トークン費はOpEx同様に配分
ROI次第で上限額を調整

業界の動き

Metaは社内ランキング廃止
Uberは4月に予算超過
Microsoftも外部契約を解除
現状Metaに上限なし
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Metaでインスタグラムを統括するアダム・モセーリ氏は最近のポッドキャストで、早ければ1〜2年以内に社員のAIトークン消費に上限を設ける必要が出てくるとの見方を示しました。優秀なエンジニアのトークン消費額が、その人の給与や雇用コストに匹敵する水準まで膨らむ可能性があるためです。そうなれば、企業は何らかの上限を導入せざるを得ないと同氏は語りました。

モセーリ氏はトークン費を、GPUやCPU、ストレージ、人件費(OpEx)などと同じ「配分すべき経営資源」と位置づけます。限られた資源をチームごとにどう割り振るかという判断と同様に、トークン予算も管理する対象になるという考えです。1人あたりの上限額は、その社員がROIの高い使い方をできると会社が信頼する度合いに応じて決まるとしています。

背景には、AI利用コストの急拡大があります。Metaは社内で運用していたトークン消費量のランキングを廃止しました。AIコストが2026年に数十億ドル規模に達する見通しとなったためです。

こうした動きはMetaに限りません。Uberは2026年のAIコーディング予算をわずか4カ月で使い切り、4月に上限を設けました。MicrosoftもコストがかさむClaude Codeのライセンスを解約し、自社のCopilot CLIへ集約しています。

一方でモセーリ氏は、Metaが現時点では社員へのトークン上限を設けていない点も明かしました。将来的にはAIモデル各社の値下げ競争によってコストが下がると見込んでいます。当面は消費量ランキングのような「無駄な仕組み」を止めることで、費用の抑制を図る方針です。