Hinge創業者、AI恋愛サービスに1800万ドル調達

資金調達の概要

Hinge創業者McLeod氏が主導
Overtoneが1800万ドル調達
Match Groupなどが出資

サービスの特徴

音声とAI主導の紹介型
スワイプなしの厳選紹介
年内に一部地域で提供

業界の背景

恋愛アプリ疲れが拡大
利用者の78%が疲弊
詳細を読む

マッチングアプリHingeを創業したジャスティン・マクラウド氏は7月14日、新会社Overtoneのために1800万ドルを調達したと発表しました。同社はAIを活用した音声主導の紹介サービスで、従来のスワイプ型アプリとは一線を画します。出資にはHingeを保有するMatch Groupのほか、FirstMark CapitalやPace Capitalが名を連ねました。

クラウド氏は2025年にHingeのCEOを退任し、Overtoneの立ち上げに専念してきました。興味深いのは、TinderやOkCupidも抱えるMatch Groupが、自社と競合しかねない新事業を支援している点です。

クラウド氏はブログで「Overtoneは出会い系アプリではない」と強調します。プロフィールで人を数値や写真に還元することはなく、衝動を学習するアルゴリズムのフィードもないと説明しました。AIは会話を代行するのではなく、相性の良い相手を絞り込むために使い、なぜ良い相手なのかを透明に説明するといいます。

背景には、既存の恋愛アプリへの不満があります。Forbes Healthの2024年調査では、利用者の78%が燃え尽きを感じ、1日約51分を費やしても充実した出会いにつながらないと答えました。DittoやDate Dropなど、AIで相手を絞り込む同様のアプローチを取る新興サービスも登場しています。

Overtoneは年内に一部地域で提供を開始する予定です。取締役には関係性の専門家として知られるエスター・ペレル氏が加わり、Match GroupのスペンサーラスコフCEOやリーダーシップ顧問のダイアナ・チャップマン氏も名を連ねます。