OpenAI、AI投資の価値を測る新指標を提唱
新指標の狙い
4つの評価軸
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OpenAIは7月17日、AI投資の価値を測る新たな指標として有用な知性/ドル(Useful Intelligence per Dollar)を提唱する記事を公開しました。従来のソフトウェア評価で使われてきた利用者数やライセンス数ではなく、AIが実際に完了した仕事量で価値を測るべきだと主張しています。CFOやビジネスリーダーが直面する「AI支出からより多くの価値をどう引き出すか」という問いに答える狙いです。
同社は、トークン単価の安さだけを見る評価を退けます。低価格のモデルでも良い結果を得るには試行回数や人手の確認が増える場合があり、成功した成果1件あたりの総コストこそが重要だと説きます。高性能なモデルが一度で正解を出せば、再試行やレビューが減り、結果的に割安になることもあります。
新指標は4つの問いで構成されます。AIは価値ある仕事を完了しているか、成功したタスク1件あたりのコストはいくらか、結果を信頼できるか、利用拡大に伴い1ドルあたりの価値が高まるか、という点です。特に信頼性は経済価値に直結し、結果が正確であればレビューや修正の手間が減ると指摘します。
記事は自社モデルの優位性もアピールしています。先週公開したGPT-5.6は、旗艦のSol、性能とコストを両立するTerra、最速で低価格のLunaという3階層を用意しました。長期的なエンジニアリング課題のベンチマークDeepSWEでは、GPT-5.6 SolがClaude Fable 5を上回る72.7%を記録し、API推定コストは36.2%低いとしています。
最後に同社は、こうした改善を支える中核にコンピュート(計算資源)を据えます。優れたモデルが製品を改善し、それが普及と収益を生み、次世代への投資につながる好循環を描いています。世代交代のたびに「より多くの価値ある仕事を、より低いコストで」という方程式を改善することが自社の使命だと結んでいます。