OpenAI講演で作家がChatGPTの教育弊害を批判
出典:The Verge
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昨年、OpenAIのサム・アルトマンCEOに招かれた米作家デイブ・エガーズ氏が、同社の約200人の社員を前に講演し、ChatGPTが「一世代を丸ごと沈黙させている」と痛烈に批判したことが分かりました。英フィナンシャル・タイムズが報じ、The Vergeが7月18日に伝えたものです。生成AIが教育や表現に及ぼす影響への懸念を、開発の当事者に直接ぶつけた形となりました。
エガーズ氏は、ChatGPTが教育者に与える影響を「壊滅的」と表現しました。「意図の有無にかかわらず、すべての教師の生活を2年前より格段に難しくした」と述べ、教室現場に生じた混乱を指摘しました。
最も問題視したのは、学生が作文にAIを使う点です。エガーズ氏は「文章を書くことを学べなくなり、自分の声を奪われる」と語り、若い世代が自らの真実を語る力を失うと警告しました。これが「一世代か二世代を沈黙させる」という主張につながっています。
アルトマン氏は、こうした反発をあらかじめ予期していた可能性があります。エガーズ氏の代表作『The Circle』はテック業界を鋭く風刺した小説であり、同氏はAIが生成する文章を「模倣にすぎない戯言」と切り捨ててきたためです。
開発企業が、あえて厳しい批判者を社内に招き入れた点も注目されます。生成AIの普及が加速するなか、教育や創作の現場でどう使われるべきかという設計思想が、業界全体に改めて問われています。