ロボット操作の直感化へEnigmaが7100万ドル調達

資金調達の概要

7100万ドルのシード調達
Index等VCが主導

人間中心の独自路線

人とロボット対話研究
音量調整並みの操作性
世界公開の大規模実験

創業者と事業展開

Microsoft最年少社員
イスラエル諜報部隊出身
医療・物流・娯楽と提携
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イスラエル発のロボット研究所Enigmaは7月27日、ステルス状態を解除し、7100万ドルのシードラウンドを完了したと発表しました。調達はIndex VenturesとRibbit Capitalが主導し、投資家のサラ・グオ氏も参加しています。同社は設立1年未満ながら、人とロボットの関わり方そのものを研究し、操作を直感的にすることを目指します。

多くのロボット企業は、明示的に学習していないタスクもこなせる基盤モデルの開発を競っています。これに対しEnigmaは、モデルの能力向上だけを追うのではなく、人間がロボットとどう関わるかを研究する点で一線を画します。この違いが、直感的なインターフェースや新しいロボットの頭脳につながると同社は期待しています。

具体策として、Enigmaは世界中の誰もがオンラインで100台超の独自ロボットを操作できる大規模実験を始めます。ロボットはイスラエルとカリフォルニア州の格納庫に置かれ、絵筆で絵を描いたり、剣で戦ったり、フラスコの液体を混ぜる簡単な化学実験を行ったりできます。ロボットアームも基盤モデルも、いずれも自社でゼロから開発したといいます。

共同創業者のジョナサン・ヤコビ氏は、ロボット操作を車の音量ノブのように直感的にしたいと語ります。食器洗いを頼むのに15分も説明が必要なら、結局は自分でやった方が早いと感じてしまう、というのが同氏の問題意識です。実験では、テキストや音声動画の提示、タップやドラッグなど、最適な対話手段を探ります。

ヤコビ氏はマイクロソフト史上最年少の社員として知られ、共同創業者のガル・ニブ氏とはイスラエル軍の精鋭部隊「Unit 8200」で共にサイバー研究に従事した旧友です。二人はロボット専門家ではなく、投資家はその「門外漢」ゆえの独創性を評価します。事業用途はまだ明確でないものの、同社はすでに医療・物流・娯楽分野の企業と提携を進めています。