AMD、AI活用で開発生産性30%向上

AI活用の実績

生産性30%向上を達成
AI生成コード、5割に接近
一部部品は80%がAI製

RSXでの改善事例

解決率、6%から75%
学習ループで改善加速
目標再定義で精度向上

AIエージェント群の展望

AI群が自律的に解法探索
人はゴール定義に注力へ
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AMDでソフトウェア開発を統括するアンドレイ・ズドラフコビッチ上級副社長は、AI活用による自社の開発生産性30%向上したと明らかにしました。1年前に掲げていた目標を上回る成果で、AIが生成したコードの割合も全体の2割から5割へと拡大しつつあるといいます。同社は現在、人の指示に従うAIエージェントから、自ら解決策を見つけ出す「エージェント群」への移行を目指しています。

AMDは2024年からコード生成やバグ解析、テストなどにAIエージェントを導入してきました。現在では問題の分類や修正箇所の特定、単体テストの生成、さらにはレビュー資料の作成まで、開発工程の各段階でAIが役割を担っています。ソフトウェア部品によっては、コードの8割超がAI生成という例もあるとのことです。

具体例として挙げられたのが、グラフィックスドライバーの設定画面「Radeon Software eXperience(RSX)」の不具合対応です。2025年10月にAIによる自動修正を始めた当初、解決できた不具合はわずか6%にとどまりました。その後、AIへの指示内容を見直しながら学習ループを回した結果、2026年6月には解決率が75%まで高まったといいます。

同社が次の段階として見据えるのが、複数のAIエージェントが並行して解決策を出し合い、性能や妥当性を検証しながら最適解に絞り込む「エージェント群」です。エンジニアが手順を細かく指示するのではなく、達成すべき目標や制約条件だけを示し、AI同士が協調しながら手法を探索する仕組みへの転換を目指しています。

AMDは人員削減ではなく、社員がより付加価値の高い業務に集中できる環境づくりを狙いとしています。同社はCodexClaude Codeといった既存のマルチエージェント基盤を活用しつつ、独自システムの開発も並行して進めており、今後もAI教育への投資を続ける方針です。