OpenAI、カナダ学校銃撃巡り30件提訴される

追加訴訟の概要

30件の追加提訴
生徒・教職員が原告
カリフォルニア州で提訴

訴状の主な主張

銃撃ほう助を初主張
当局への通報見送り
別メールでの再登録

OpenAIの反論

安全担当者への主張否定
幹部関与を全面否定
詳細を読む

OpenAIと最高経営責任者Sam Altman氏は2026年9月2日までに、カナダ・ブリティッシュコロンビア州タンブラーリッジの学校銃撃事件を巡り、カリフォルニア州の連邦裁判所で30件の追加訴訟を起こされました。校内にいた生徒、教師、校長らが原告となり、ChatGPTが容疑者に「実質的な援助と励まし」を与えて銃撃をほう助したと初めて主張しています。

事件は2026年2月10日に発生し、容疑者は自宅で2人、タンブラーリッジ中等学校で6人を殺害し、数十人を負傷させた後に自殺しました。今回の原告には、事件当時に校内にいたものの銃弾による直接の負傷はなかった生徒や教職員が含まれます。

訴状によると、OpenAIの自動審査は容疑者とChatGPTの銃による暴力に関する会話を検知し、安全担当者はカナダ当局への通報を勧めましたが、経営側は連絡を見送りました。さらに、アカウントを全体で遮断せず無効化にとどめたため、容疑者が別のメールアドレスで再登録できたと主張しています。

今回の30件は、4月に被害者や遺族が起こした7件に続くものです。従来の予防義務違反に加えて銃撃のほう助を初めて主張していますが、この主張にはOpenAIの故意を立証する必要があり、早期の棄却申し立てが予想されます。

OpenAIは、当時の利用状況が警察へ通報する社内基準である「深刻な身体危害についての差し迫った信頼できる危険」に達していなかったと説明しています。同社の最高戦略責任者Jason Kwon氏は、安全判断に政治・広報上の事情が影響したとの主張と、最高渉外責任者Chris Lehane氏が通報見送りに関与したとの主張を全面的に否定しました。訴状はLehane氏の直接関与を裏付ける証拠を示しておらず、同氏は被告にも含まれていません。