MIT、精神疾患研究者50人を2年支援

推論リスク画像MIT

支援制度

1000万ドルの寄付
50人への2年支援
年5人を10年採択

初年度の研究

不安症の類型判別
PTSD標的の探索
腸脳連関の解明
治療反応と運動回路
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マサチューセッツ工科大学(MIT)のマクガバン脳研究所は2026年9月22日、ポイトラス精神疾患研究センターが、大学院生と博士研究員50人を対象とする2年間のフェローシップを設けたと発表しました。パトリシア、ジェームズ・ポイトラス夫妻の1000万ドルの寄付を原資に、今後10年間、毎年5人を採択し、精神疾患研究の若手人材を継続的に育てます。

今回の支援は、連邦政府の研究費が不安定さを増す中、研究テーマだけでなく、それを担う若手へ直接資金を投じる取り組みです。夫妻は2007年に2000万ドルで同センターの創設を支援しており、今回を含むMITの精神疾患研究への寄付総額は1億ドル超となりました。

初年度の5人は、不安症の類型判別、恐怖記憶の形成と持続、腸と脳の連絡、認知行動療法の反応予測、運動による脳への効果をそれぞれ研究します。手法は二人用経済ゲーム、分子生物学、脳画像、計算技術など多様で、基礎神経科学から個別化治療までを横断します。

センターは基礎神経科学、臨床精神医学、分子生物学を橋渡しし、ケタミンのシナプス作用や統合失調症における内的発話と推論の変化などを研究してきました。成果には、思春期の双極性障害リスクを予測するAI計算ツールや、脳活動から患者に合う治療を選ぶ手法が含まれます。

次回の応募受付は2027年5月に始まります。同センターは、年5人を10年間支える仕組みにより、精神疾患研究を担う長期の人材パイプラインを築く狙いを示しています。