MIT、Two Sigma共同創業者を次期革新フェローに

就任と研究課題

2026年度の就任
AIによる科学発見の加速
学内横断の連携構築

実績と公共基盤

Two Sigma共同創業
公開型AIモデルMarin
産学を結ぶ戦略助言
詳細を読む

MITは2026年9月23日、Two Sigma共同創業者のデービッド・シーゲル氏を2026〜27年度のInnovation Fellowに迎えると発表しました。シーゲル氏はMIT Schwarzman College of Computingと連携し、AIで科学的発見を加速する研究機会を探り、学内各部門の取り組みをMITの外にも広げるため助言します。

シーゲル氏はMITで1986年に修士号、1991年に博士号を取得し、当時のAI研究所で人間と機械の相互作用や人間型ロボットハンドの開発に携わりました。現在はMIT Corporationの終身メンバーを務め、Schwarzman College of Computingの外部諮問委員会を共同で率いています。

同氏は2001年にデータ科学と工学を投資に生かすTwo Sigmaを共同創業し、2024年に日常業務から退いた後も共同会長を務めています。起業、AI研究、組織運営で培った経験と人脈を生かし、MITの研究、教育、社会連携の具体策を検討します。

学術研究室と最先端AIの資源格差に対応するため、シーゲル氏は2024年に非営利団体Open Athenaを設立しました。同団体はAI人材や計算資源を研究室に提供し、データセットと実験をリアルタイムで公開する5350億パラメータ基盤モデルMarinを開発しています。

Innovation Fellowは通常、MITに1年以上滞在し、教員学生との交流、公開行事、大学幹部への戦略助言を担います。シーゲル氏は在任中にAIを科学的発見へ生かすMITの方針を支え、2027年3月には自律型AIの導入と統治を扱う共著書の刊行も予定しています。