CoreWeave債務不安、AI市場に波及

社債が危険水準へ

利回り差1000bp超
株価は火曜終値比2割安
負債350億ドル超

膨らむ資金負担

上期赤字10億ドル超
GPU担保の借り入れ
投資適格化の模索

契約の支えと波及

契約残高1037億ドル
2028年に約4割到来
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2026年10月19日、AI向け計算基盤を提供するCoreWeaveの社債が、米国債に対する上乗せ利回り1000ベーシスポイント超という一般的な「ディストレスト」水準に入り、株価も前週火曜終値から20%以上下落しました。350億ドル超の負債と追加借り入れへの懸念が、OracleなどAI投資関連企業にも広がっています。

CoreWeaveはGPUを担保に資金を調達し、AI向け計算資源を販売してきました。しかし2026年上期の損失は10億ドルを超えており、借入金利の上昇は黒字化をさらに難しくします。

共同創業者は債務を投資適格級に引き上げ、保険会社から借り入れたい考えを示しました。会社側には資金源を広げる狙いがありますが、すでに巨額債務を抱えるなかで借り入れがさらに増えるとの警戒を招いています。

一方、2026年第2四半期時点の契約残高は1037億ドルで、約4割が2028年に支払われる予定です。契約は限られた場合を除いて解約できず、Microsoft、OpenAI、非開示の大口顧客が同四半期売上高の約4分の3を生みました。

現時点の株価下落だけで破綻やAIバブル崩壊とは断定できません。ただしOracleの株価も同期間に約10%下落し、同社債にも売りが出ており、AI設備投資を借金で支える構造への不安が他の新興クラウド企業にも波及しています。