GitHub、参照単位制御で書き込み性能最大4倍
移行を阻む遅延
参照単位の並列化
読み取りの独立拡張
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GitHubは2026年10月21日、AIエージェントによるGitトラフィック急増に対応するため、リポジトリの99.99999%を自社データセンターとMicrosoft Azureの双方に配置したと公表しました。残る高負荷リポジトリも移すため、書き込みの合意形成をリポジトリ全体から参照単位へ変更し、異なるブランチへの更新を並列化します。
GitHubのGit操作は、ほぼすべての機能が依存する最重要サービスです。2025年8月に最初の複製をAzure中部米国リージョンへ置き、現在は多くのリポジトリで5つの複製のうち2つをAzureに配置し、Gitトラフィックの約半分を処理しています。
従来のSpokesは書き込みの過半数合意を取る一方、正常な全複製の応答を待ち、処理中はリポジトリ全体をロックします。Azureとの約1,000マイルの距離で生じる往復約25ミリ秒が、混雑するリポジトリの処理上限を押し下げていました。
新方式は整合性が必要な範囲を個々の参照に限定し、同じ参照を競合する更新だけを順番待ちにします。社内の実トラフィックに近い試験では、異なる参照への書き込みが3〜4倍のスループットをより低い遅延で達成しました。
さらにAzure Blob Storageを「仮想複製」として合意形成に加え、書き込みを永続化した後に応答します。読み取り用の仮想複製はオブジェクトストレージからキャッシュを温めて必要に応じて増設でき、書き込み系と計算資源を分離して読み取り性能を独立に伸ばせます。
ただし仮想読み取り複製は背後で状態を同期する段階であり、すべての読み取り処理にはまだ対応しません。合意形成も書き込み性能の上限として残るため、GitHubは参照状態の永続化や圧縮、不要データ回収を含む次段階の設計を進めています。