Hugging Face、公開研究をAIで再利用する計画始動
研究成果をAI対応に
公的研究のデータ・モデル・コード
機械可読形式で公開促進
文書化と来歴情報を整備
大学連携で実証
5大学などが創設参加
公開チャレンジを順次開催
再利用の障壁も検証
出典:Hugging Face
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Hugging Faceなどは10月29日、公的資金で生まれた研究データ、モデル、コードをAIで見つけやすく再利用しやすくする「Project ProtoStar」を発表しました。大学や研究機関、産業界が連携し、機械可読な形式での公開を促すとともに、公開資源を活用するチャレンジを開催します。
米国では研究開発に年間約1900億ドルが投じられ、助成機関も成果の公開を求めています。しかし、公開されていても、資料が別々のシステムや旧式の形式に散在し、説明やメタデータが不足すれば、研究者やAIが理解して組み合わせるのは困難です。ProtoStarは公開の量だけでなく、再利用に必要な形式や案内の整備を後押しします。
創設にはカーネギーメロン大学、パデュー大学、ジョージア工科大学、アリゾナ州立大学、ジョージ・ワシントン大学などが参加し、Hugging Faceが基盤を提供します。参加機関は覚書を通じ、適切な研究成果をオープンな基盤で公開する方針を支えます。各機関のチャレンジでは成果の再利用を実証するとともに、技術的な障壁や文書化の不足も調べます。
初回はカーネギーメロン大学が11月2日から13日まで開催する都市気候リスク予測です。米210都市の2018年までの気象記録から2019~2026年の実績を予測し、年平均気温、年間降水量、年間最高気温、冷房度日を評価します。参加チームは統計的な基準値と精度を比べ、データに基づく気候適応策も提案します。
予測結果は2026年の気象記録がそろった後、2027年初めに公表する予定です。主催者は、研究機関をまたいで公開資源を組み合わせる実例と課題を蓄積し、研究基盤や資金配分、公開方針に役立つ知見につなげる考えです。