GitHub、Figma用注釈ツールをOSS化。開発連携を効率化

デザインと実装の溝を埋める

Figma上で設計意図を可視化
Slack等への情報分散を防止
エンジニア推測作業を排除

設計段階で品質を作り込む

アクセシビリティ不備の48%を予防
WCAG準拠のガイド機能を内蔵
OSSとして無償公開、即導入可能
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GitHubは11月18日、デザイナーエンジニアの連携を強化する「Annotation Toolkit」をオープンソースで公開しました。Figma上で設計意図を明確に記録し、開発時の手戻りや誤解を未然に防ぐためのツールです。

開発現場では、デザインの意図が正しく伝わらず、後工程で修正コストが嵩むことが課題です。GitHubの社内調査によると、アクセシビリティに関する問題の48%は、設計段階での適切な文書化によって回避可能でした。

本ツールは、Figma内で利用できるスタンプ形式のライブラリです。レスポンシブ挙動や画像の代替テキストなど、視覚情報だけでは伝わらない詳細な仕様を、デザインファイル上に直接埋め込むことができます。

これにより、重要な情報がチャットツール等に散逸するのを防ぎます。エンジニアは推測で実装する必要がなくなり、設計段階から品質基準を満たす「シフトレフト」な開発プロセスが実現します。

ツールはFigma CommunityまたはGitHubから即座に入手可能です。OSSとして公開されているため、組織は自社のワークフローに合わせてカスタマイズし、チーム全体の生産性を高めることができます。