MIT、海軍将校向けAI応用修士プログラムを新設

プログラムの概要と目的

MITの機械工学科と電気工学・計算機科学科が共同開設する「2N6」プログラム
海軍将校を対象とした応用AI修士号(2年制)とAI証明書の取得が可能
意思決定・自律システム・サイバー防衛など軍事応用AIを網羅するカリキュラム
米海軍のAI応用サブスペシャルティコードを満たす内容に設計
海軍以外のMIT在学将校にも開放される予定
まず米海軍将校のみで2年間のパイロット運用を開始

背景と将来展望

インド太平洋軍司令官パパロ提督のMIT訪問が創設の直接的契機
MITと米海軍の125年以上にわたる共同研究の歴史が基盤
海洋ロボット・流体力学・海中センシングなど海軍関連技術の最前線研究と連携
国家安全保障に特化した先端AIエデュケーションの新たな模範を目指す
将来的には他軍種や広範な国家安全保障人材へ拡大を計画
MITシュワルツマン・カレッジ・オブ・コンピューティングが教育基盤を提供
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MITは機械工学科(Course 2)と電気工学・計算機科学科(Course 6)が共同で、海軍将校向けの応用AI修士プログラム「2N6」を新設しました。

このプログラムは2年間の機械工学修士号と、MITシュワルツマン・カレッジ・オブ・コンピューティングが授与するAI証明書をセットで取得できる構成です。

カリキュラムはAIの基礎概念に加え、意思決定・製造設計・海洋自律システムなど海軍実務への応用に重点を置いており、米海軍のAI応用サブスペシャルティコードの要件を満たすよう設計されています。

プログラム創設の直接的な契機は、インド太平洋軍司令官サミュエル・パパロ提督がMITを訪問した際に、既存の2N海軍工学プログラムと先端AI研究を組み合わせた新たな教育形態を構想したことにあります。

MITと米海軍は125年以上の共同研究の歴史を持ち、流体力学・音響学・海洋ロボット・海中センシングなど多岐にわたる研究が現在も進行中です。2N6はこの長期的な関係の延長線上に位置づけられています。

最初のコホートは米海軍将校のみで構成され、少なくとも2年間のパイロットプログラムとして運用されます。その後、他軍種や国家安全保障に関わる幅広い人材へ門戸を広げる計画です。

MITのダン・フッテンローチャー工学部長は「このプログラムが国家の喫緊の課題に対応できる技術的専門性を海軍将校に提供する」と強調しており、国家安全保障に特化した先端AI教育の新たな模範として位置づけています。