Nvidia、フォトニクス企業2社に総額40億ドル投資
出典:The Verge
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米Nvidiaは2026年3月2日、フォトニクス技術を開発するLumentumとCoherentの2社にそれぞれ20億ドル、合計40億ドルを投資すると発表しました。AIデータセンターの高速データ通信を支える光学技術の確保が目的です。
両社との契約は複数年にわたる非独占的なもので、先進レーザー部品の大規模購入契約と将来の生産能力へのアクセス権が含まれます。研究開発や製造拡大の支援も盛り込まれており、Nvidiaの長期的な光学戦略が明確になりました。
背景には、AnthropicのClaude CoworkやMicrosoftのCopilot Tasksなどエージェント型AIの普及があります。複数タスクの同時実行に必要な帯域幅が急増しており、銅線ケーブルでは対応が困難になりつつあります。
光ファイバーは銅線と比べて大幅に高い帯域幅と低遅延を実現でき、消費電力も少ないという利点があります。Nvidiaは2020年に買収したMellanoxのネットワーク技術でNVLinkを強化した実績があり、今回の投資はその延長線上にあります。
フォトニクスへの注目はNvidiaに限りません。DARPAは先月、AI向けフォトニックコンピューティングの研究提案を公募しました。競合のAMDも2025年にシリコンフォトニクス企業Enosemiを買収しており、業界全体で光学技術への投資が加速しています。