Googleと台湾がAI公衆衛生モデルを構築
出典:Google公式
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Googleと台湾の国民健康保険署(NHIA)は、台湾の統一医療データベースとGemini技術を活用し、医師が健康リスクを早期に発見できるAI公衆衛生モデルの構築で協力しています。世界有数の医療制度を持つ台湾でも、医師の時間は限られており、AIによる支援が求められていました。
最初の成果であるAI-on-DMモデルは、糖尿病リスク評価を劇的に効率化しました。従来は1人あたり平均20分かかっていた評価が、Google Cloudの並列処理によりわずか25秒に短縮されました。2万人のスクリーニングは40人の専門家が3週間かかる作業でしたが、90分以内で完了します。
今月中にNHIAは、台湾で1000万人が利用する政府アプリにGemini搭載の健康アシスタントを導入します。臨床ガイドラインに基づく個別化された安全な健康アドバイスを提供し、日常的な健康管理を支援します。居住地に関係なく、すべての市民が同等の質の高い評価を受けられるようになります。
この取り組みは、台湾各地の病院とのAI協力実績の上に築かれています。中国医薬大学附属病院でのがん治療向けMedLM導入、長庚記念病院のAI超音波診断、台北医学大学附属病院の自動化ワークフローなどが先行事例です。NHIAはMedGemmaを用いて3万件超の病理報告書も処理しています。
Google.orgはデジタル人道協会に100万ドルを助成し、300のコミュニティセンターで糖尿病管理サービスとデジタル研修を展開します。24万件の健康チェックインと200人の地域介護者の育成を目指します。NHIAは今後、同じ枠組みを高血圧や脂質異常症にも適用する計画で、予防・予測・先制型の医療モデルを世界に示す構えです。