Feeld、急成長で「ノーマル化」に既存ユーザーが反発
成長と変質
会員数368%増の急拡大
2024年収益6500万ドルに達成
「コミュニティ探し」が最速成長モード
バニラユーザー流入への不満噴出
出典:WIRED
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マッチングアプリFeeldは2026年3月、自己探求ツール「Reflections」を新たに公開した。CEOのアナ・キロバ氏が主導し、ミシガン大学准教授が開発した165問のアンケートで、欲求・境界・関係性の志向を無料で測定できる。
Feeldは2014年に「3nder」として創業し、スリーサムやBDSM、倫理的非一夫一妻制など非伝統的な関係性を求める層向けのプラットフォームとして独自の地位を確立した。ニッチな「フリーク向け」アプリとして熱狂的なユーザーを獲得してきた。
2021年から2025年にかけて会員数が368%増加し、2024年の売上は前年比26%増の6500万ドルに達した。日本・フランス・メキシコが最速成長地域となり、アプリは急速に主流化した。しかし2024年のリニューアル後は慢性的なバグや操作不良が続出し、ユーザーの信頼を損ねた。
急成長に伴い、従来のキンク志向ユーザーから「バニラな一般人に乗っ取られた」という声がRedditなどで相次いでいる。創業来のユーザーは「Tinderの代替として使う人が増えた」と嘆き、有料会員を解約するケースも出ている。プラットフォームのアイデンティティが希薄化しているとの批判が根強い。
キロバCEOは「トーチベアラー(先駆者)と新規ユーザーの双方のニーズを両立させたい」と語り、Reflectionsがその橋渡し役を担うと期待する。一方で長年のユーザーからは「スケールアップが速すぎてユーザー体験が犠牲になった」との懸念が消えず、プラットフォームの今後の方向性が問われている。