Google、Gemini APIに月額上限設定と利用階層の自動昇格機能を導入

コスト管理の新機能

プロジェクト単位の月額上限設定
上限は変更・無効化まで継続適用
反映遅延は約10分以内
AI StudioのSpendタブで設定

利用階層の刷新

自動昇格で高レート制限に到達
上位階層の支払要件を引き下げ
請求アカウント単位の月額上限を新設

可観測性の強化

レート制限ダッシュボード新設
日別コスト内訳グラフを追加
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Googleは、Gemini APIのコスト管理を強化するため、Google AI Studioにプロジェクト単位の月額支出上限(Project Spend Caps)機能を導入しました。開発者はプロジェクトごとにドル建ての上限を設定でき、変更するまで継続的に適用されます。

あわせて利用階層(Usage Tiers)も全面刷新されました。従来は手動申請が必要だった上位階層への昇格が自動化され、利用量と支払い実績に応じてリアルタイムでレート制限が引き上げられます。上位階層に必要な累計支出額も引き下げられ、より早く高いAPI容量を確保できるようになりました。

新たに各利用階層には請求アカウント全体での月額上限が設定されます。この上限は階層の昇格に伴い自動で引き上げられ、ユーザーが個別に設定するプロジェクト上限とは独立して機能します。業界の他プラットフォームと同様の仕組みで、公平なアクセスを確保する狙いがあります。

請求設定もAI Studio内で完結するよう改善されました。従来は複数のウィンドウを行き来する必要がありましたが、設定画面から直接プロファイルの構成とプロジェクトへの紐付けが可能になります。レート制限ダッシュボードでは、RPM・TPM・RPDの3指標をプロジェクトごとに可視化できます。

さらに日別コスト内訳グラフやモデル別フィルター機能も追加され、7日間から月全体まで柔軟に支出を追跡できます。ImagenやVeoのリクエスト数、Grounding with Google Searchなどツール別の使用状況も確認可能になり、開発者予算管理と運用の透明性が大幅に向上しました。