Google、Geminiに危機対応の即時接続機能を追加

危機対応機能の刷新

自殺・自傷の兆候検知時にワンタッチで相談窓口へ接続
臨床専門家と共同設計した新インターフェース
会話終了まで支援窓口への導線を常時表示
共感的な応答で専門家への相談を促進

資金提供と未成年者保護

Google.orgが世界の相談窓口に3000万ドルを拠出
ReflexAIとの連携拡大でAI訓練シミュレーションを強化
未成年者向けに人格模倣や感情依存を防ぐ保護策を整備
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2026年4月7日、Googleは対話型AIサービスGeminiにメンタルヘルス危機対応の新機能を導入すると発表しました。会話の内容から自殺や自傷行為に関する危機的状況を検知した場合、再設計された「ワンタッチ」インターフェースを通じて、電話・チャット・テキストなどで即座に危機対応の相談窓口に接続できるようになります。この機能は臨床専門家との協力のもとで開発されました。

新しいインターフェースでは、一度危機対応モジュールが起動すると、会話が続く間は専門的な支援への導線が常に表示され続けます。応答も共感的な内容に設計され、利用者が実際の支援を求める行動を取れるよう促します。Googleは、Geminiは臨床治療や危機介入の代替ではないと強調しています。

資金面では、Google.orgが今後3年間で世界の危機対応ホットラインに3000万ドルの助成を行うと発表しました。さらにReflexAIとの提携を拡大し、400万ドルの直接資金とGemini技術の統合により、相談員のAI訓練プラットフォームを強化します。

未成年者向けには、Geminiが人間のふりをしたり感情的な依存を促したりすることを防ぐ保護策がすでに導入されています。今回の発表は、Geminiが男性の自殺を「誘導した」とする損害賠償訴訟を受けた直後のタイミングであり、AI業界全体で脆弱な利用者への安全対策が問われるなかでの対応となります。